新型コロナウイルス消毒作業におけるリスク管理の重要性

一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会の細貝です。

先日、久しぶりに特殊清掃と消毒を行う会社の代表と電話で話をする機会がありました。

その会社は遺品整理、孤独死復旧、火災復旧、水害復旧といったいわゆる特殊な現場の現状復旧サービスと新型コロナウイルス消毒を行っているのですが、今年の2月にスタッフが消毒作業中に新型コロナウイルスに感染したため、会社を3週間閉めざるを得なかったそうです。その間、見積もりもできず風評被害にも遭い、とても大きな損出を被ったとのことでした。
新型コロナウイルスの問題が発生してから1年以上経過し、感染に対して少し警戒心が薄れてきている昨今ですが、改めて気を引き締めなければならないと痛感しました。
新型コロナウイルス関連の消毒作業は多種多様な薬剤が使われ、拭き上げ作業で完了しているケースが現状です。私どもは以前から消毒作業には3つのリスクが存在すると提唱してきました。

1.消毒作業者の感染リスク
2.ヒューマンエラー(ムラ、モレ)
3.薬剤の経時劣化(薬剤は生き物、温度、時間、反応で濃度が著しく低下)

これらのリスクを少しでも軽減しながら消毒効果を上げるために “Re-BORN”という独自の消毒メニューを開発しました。

会社としてスタッフが感染すれば当然ながら管理者としての責任が問われます。
効果を上げることは社会的使命です。そして何よりも会社の存続に関わります。
目先の利益に惑わされない、先を見たリスク管理が重要です。

 

 

TOPへ戻る