近年、異常気象、気候変動、社会構造の変化、生活の質の変化に伴い従来にない新しいサービスが必要になってきました。
水害復旧、孤独死、ゴミ屋敷、猫屋敷、遺品整理復旧サービスなどがその代表的な事例になります。
これらの、現場は、重篤な汚れの蓄積と強烈な臭いの処理が早期復旧の要因になります。
なかでも、臭いの処理は使用する機材、薬剤、ノウハウ、経験が必要になりより専門性の高い処理です。
近年は、最適な機材、薬剤の開発と処理技術の向上により劇的に消臭効果が高まりました。
その流れの中で、上記の特殊な処理サービスの普及と比例して目に見えない消臭、脱臭効果を視覚化ニーズが大きくなってきました。
そこで、当協会では消臭、脱臭作業に付随する臭気の分析、評価できるようにとの思いで新たなマイスター制を開催いたします。
これまで臭いの現場では「クサイ」「なんか臭う」「どこから、臭いがするのだろう」というように漠然としていた状況を、科学的なアプローチ(ガスクロマトグラフィー式)で対象空間にある物質がなんという臭気物質で、どのくらいあるのかをグラフにデータ化して視覚化することができます。
そのことにより、
・臭いの原因の特定
・原因物質の特定
・適切な対処法の構築
・臭気レベル
・効果の見える化
このようなことを可能にしてくれます。
近年は、我々が携わる案件は保険や相続等に係るケースが増えてきており、効果のエビデンスを要求されることが増えてきております。これらへの対処としても有効です。
消臭、脱臭サービスの質の向上、そして、ユーザー様の利便性向上のためにも、数値分析、評価に関する知識を身に着けることをお勧めいたします。