水害復旧の方法は?業者に依頼する場合の費用についても

住宅の水害
水害に遭われたみなさまには、心よりお見舞いを申し上げます。
大切なご自宅が浸水してしまい、不安と心配な日々が続いていることと思います。
地球温暖化による異常気象で、いままでになかったような台風や大雨やゲリラ豪雨、竜巻などの自然災害が増えています。
このような自然災害による住宅の床上・床下浸水などの被害も増えており、被災後には迅速な復旧が求められています。
この記事では、水害からの復旧方法や業者に依頼する場合の選び方や費用についてご紹介しています。

 

自力での水害復旧が難しい理由

 

被災した後、自力で水害からの復旧作業を試みる方もいらっしゃいます。
しかし、水害復旧作業は困難である上に、さまざまな危険が潜んでおり、おすすめしません。
まず、被災して浸水してしまった我が家を清掃することの精神的なストレスは、とても大きなものです。
また、いざ作業を始めてみても、大量の汚泥を掻き出したり家財道具をすべて搬出したりする慣れない作業は、体力的にも続けることは難しいです。
さらに水害は季節柄、暑い時期に多く、軽装になりがちです。
そのため怪我をし、破傷風や有害物質が体内に入ってしまう危険性も高まります。
そして、気候変動にともなう最近の水害は激甚化、長期化の傾向が強くなっています。  それに伴い、雑排水、汚水が建物の基礎部に長期間浸漬し、除去が難しく、悪臭の発生とカビ菌が大量発生します。
これらを処理するためには専用の薬剤、機材、消臭、消毒、洗浄の専門の知見と特別な処理が必要になります。
よって自力での復旧を難しくしています。
このように、水害からの復旧作業をすべて自力でやることはできないと言っても良いでしょう。

 

水害復旧で必要な作業

水害のイラスト
それでは、まず水害復旧でおこなう作業をみてみましょう。
ここでは復旧作業前にするべきことと、復旧作業の方法・手順の2つに分けて紹介します。


 

復旧作業前にするべきこと

 

①住まいの確保
まずはじめに、住まいを確保することが必要です。

床下浸水であれば住み続けることも可能です。
しかし、床上浸水の場合、汚泥や汚水が上がっていることから、住み続けることはできません。
復旧までに時間がかかることを想定し、半年以上は住み続けられるような場所を確保しましょう。
指定避難場所、家の2階以上、親戚の家、ホテルなどが考えられます。


②貴重品を確認する
水害がひと段落し、安全の確認ができたら、貴重品の確認をし持ち出します。
災害のあとには空き巣や窃盗の被害が増えますので、早い時期に確認しましょう。


現金
・通帳
・印鑑
・キャッシュカード
・クレジットカード
・薬
・保険証券


③被害状況の写真を撮る
復旧作業前に、被害状況の写真を撮影しておきましょう。
罹災証明書などを自治体に申請する時や、保険金の申請の際に必要です。

以下のポイントで写真を撮ることをおすすめします。

・浸水した深さが分かる写真(家の周囲全体を数枚に分けて)
メジャーなどを使い、浸水の深さが分かる写真
被害箇所の写真
浸水した家具や家電、車などの写真


④保険会社に連絡をする
つぎに、保険会社に連絡をし、申請をします。
水害で補償してもらえる保険としては、火災保険や自動車保険などが考えられます。
保険証券で確認してみましょう。


■火災保険
火災保険で水災特約に加入してれば、水害でも保険の申請が可能です。
保険会社に連絡をし、必要書類を揃えて提出します。


■自動車保険
自動車が水害で水に浸かってしまった場合、まずディーラーに連絡をしてみましょう。
車両保険に入っていれば、保険金を受け取れる可能性が高いです。


⑤罹災証明書の発行申請をする
自治体に罹災証明の発行を申請します。
罹災証明書が、保険請求などの判断材料となります。

罹災証明書の取得には、自治体の担当窓口に申請書を提出することが必要です。
申請後、自治体職員による被害調査がおこなわれ、罹災レベルが認定されます。


⑥ハウスメーカー・工務店に連絡し、家について検討する
家を建てたハウスメーカーや工務店に連絡し、被害状況を確認してもらいましょう。

その結果をうけて、修繕やリフォームで住み続けられるのか、建て替えや売却が必要なのか、などを検討します。
資金も必要となりますので、ご家族でしっかり話し合いたいですね。


 

 一般的な復旧作業の方法・手順

 

従来の処理法では使用する薬剤、工程、作業内容では様々な課題があります。

①家財道具を運び出す
水が引いたら、まず家財道具など水に浸ってしまった物を運び出します。


②床下のチェック
家の中の清掃を行う前に、床下のチェックをします。
床下に水が残っていると悪臭やカビの繁殖の原因となります。


③床下の汚泥・汚水の除去
床下に流れ込んできた汚泥には、汚水や下水が含まれています。
できるだけ早く撤去する必要があります。


④家の洗浄
床上浸水の場合、床下と同様に汚泥や汚水を撤去します。
またコンクリートや木の柱などの汚泥により、雑菌が繁殖し室内の広がる可能性があります。
これらも洗浄しましょう。


⑤家をしっかり乾燥させる
家の洗浄のあと、消毒する前にしっかりと乾燥させます。
生乾きのまま消毒しても効果は半減しますので、一ヶ月程度かけてしっかりと乾燥させましょう。


⑥家の消毒
最後に床下の消毒をおこないます。
一般的には、消石灰を床下全面に撒きます。


 

水害復旧を業者に依頼する場合の選び方・費用

ポイント
水害作業を業者に依頼する場合、どのような業者なら安心して任せることができるのでしょうか。
また、水害復旧にかかる費用の目安はあるのでしょうか。
ここでは、信頼できる業者の選び方と費用について紹介します。


業者の選び方

 

①実績の確認
水害復旧の現場では、一軒一軒状況が異なります。
そのため、作業の順序や使う薬剤など効果的な復旧作業を行うには、多くの現場を経験してきた実績が必要となります。
新規参入業者の場合、知識や経験が浅く、しっかりとした復旧作業はできないと考えてよいでしょう。

ホームページに実績が掲載されていない業者は避けるべきです。

②使用する機材、薬剤、副材、作業内容、作業工程の確認
使用する機材、薬剤、副材、作業内容、作業工程により除菌、消臭効果が大きく異なります。一時的な効果なのか?恒久的な効果が得られれるのか違ってきます。
また、建物、設備にダメージを与える可能性が高まりますので注意が必要です。


③見積書の確認
現地を見ずに見積もりを作成したり安すぎる見積もりを作成する業者には注意が必要です。
作業が始まってから、追加作業が出たとして、高額な請求をされる可能性があります。
また、悪徳業者の場合、洗浄をせずに消毒することがあります。
見積もり書に洗浄することが明記されているか確認しましょう。


 

費用相場

 

水害復旧を業者に依頼した場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか。
費用は、水害の程度によって大きく変わります。
排水から乾燥、消毒までのセットにした場合、12,000円/m2程度が相場です。
しかし、単に費用に焦点を当てて選ぶのは注意が必要です。
なぜなら、価格のみで業者を選ぶと、後にカビや臭いの問題が再発し、状況が悪化する可能性があるからです。
復旧作業を選ぶ際には、価格以上に実際の作業の効果が重要です。
適切な手順と専門知識を持つ業者が行う作業によって、再発の防止や長期的な効果が期待できます。
その結果、住環境の健康と安全を長期間にわたって保つことが可能となるでしょう。


 

Re-ESTA(リエスタ)の水害復旧サービスについて

 

Re-Esta(水害復旧)は、我々が直面している新しい時代の水害の課題を処理するために独自に開発した画期的なメニューです。  特徴はプロバイオティクス工法®(最先端のバイオテクノロジーを活かした洗浄方法)、OST法®(イスラエル製プラズマオゾン生成機を使用した除菌、消臭法)、FK法(製薬会社、大学、カビ処理会社と共同で検証したカビ処理法)といった要素技術をハイブリッドにして早期に水害からの復旧を可能にします。  Re―ESTAは下記の条件を満たした薬剤を使用しています。

1.環境負荷(土壌等)の無いものもしくは少ない薬剤
2.建物、施設に負荷、ダメージを与えないもしくは少ない薬剤(腐食性)
3.大学、製薬会社、研究機関と共同で効果、安全性が確認された薬剤
4.作業性が高い薬剤 


「Re-ESTA(リエスタ)」なら、土砂の除去や洗浄、雑菌・カビ菌の処理、消臭を、ワンストップかつ短時間で行うことができます。「Re-ESTA(リエスタ)」についてはこちら

水害復旧サービス|原状復旧サービスRe-ESTAシリーズについて

 

水害でお困りの方へ

街の水害
水害からの復旧作業に慣れている方はいらっしゃいません。
この記事では、水害復旧作業の内容や、自力では作業が難しいこと、業者に依頼する際の注意点や費用について、ご紹介しました。
「Re-ESTA(リエスタ)」なら、効果的な水害復旧作業を短時間でおこなうことができます。
一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会まで、お気軽にご相談下さい。


 

 

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