木造二階建てアパートの2階の部屋に設置されている灯油タンク(90リットル)から灯油が漏れ、発生元の部屋(2階)及び1階の部屋まで90リットル全ての灯油が漏れ出してしまった。
灯油漏れから発見まで7日間時間が空いてしまい、灯油が躯体の木材にまで染込んでしまい、床材や壁を剥がしても強い臭いが消えないため、消臭作業を行いました。
対象施設 | 木造賃貸アパート |
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広さ | 約50㎥ |
対象臭気 | 灯油 |
臭気レベル(作業前) | 5 |
臭気レベル(作業後) | 1 |
作業時間 | 14日間 |
施工日 | 2015年6月 |
地域 | 北海道旭川市 |
提供会社 | 株式会社Beクリーン |
発生元の2階の部屋は床全面に灯油が漏れ染込んでいる状態、1階の部屋は2階から垂れ流れてきた灯油で天井、壁面、床面、躯体にまで灯油が染込んでいる状態。
両部屋とも人が住んでいるため、家財道具にも灯油が染みている状態。
壁・天井・床の解体。
木屑などを除塵。
その後灯油を中和させる中和剤散布、エクストラクターで中和剤を木部に打ち込みながら回収。
灯油を中和させる消臭剤を散布し、湿度を上げ、ActivO-Jを1台設置しオゾン脱臭を12時間行う。
3日目以降から、躯体木材深部に入り込んだ灯油は中和しきれないため、戻り臭防止のため、コーティング剤を
塗布。木部だけではなくボード部にもコーティング剤を塗布。
4日目からは消臭剤散布、オゾン脱臭を繰り返し。
トータル14日間で灯油臭は完全に消える。
消臭剤とオゾンだけでは灯油臭を消すことは難しいため、中和剤と自作の消臭剤、及びコーティング剤を組み合わせることにより効率よく作業が進んだ。
最後の仕上げのオゾン脱臭というイメージでオゾンだけに頼らないを心がけ、最良の結果が出せました。