カビが発生しやすい住宅のカビ菌の除菌、殺カビ、防カビ及びカビ臭の消臭を依頼され施工を行った。
1年以上前の作業だが、1年以上経過して未だにカビが生えないという報告を頂き現地確認したところ、確かにカビは発生していない。
効果があったということで事例報告を行います。
対象施設 | 一軒家(木造2階建て) |
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広さ | 52坪 |
対象臭気 | カビ |
臭気レベル(作業前) | 3 |
臭気レベル(作業後) | 1 |
作業時間 | 2日 |
施工日 | 2019年 |
地域 | 北海道 |
提供会社 | 株式会社Beクリーン |
木造2階建て1軒家のあちこちにカビが発生し、カビの臭いで困っている。
カビが発生しないようにして欲しいとの内容です。
カビ菌の採取、培養、同定、菌数測定を行いカビの状況を調査しました。(培地の写真は違う現場の写真です。この現場の写真が見つからなくて、、)
特に玄関、食品庫(北海道では高気密高断熱住宅が主流であり、気密処理され、室温よりもかなり涼しく調整された専用の食品庫がある住宅が多いです)のカビ菌数が他の個所よりも倍以上多かったです。
玄関と食品庫以外はカビ除去と防カビ処理で作業を行い、玄関と食品庫、及び熱交換器(外気と内気の温度を調整する高気密高断熱住宅特有の換気装置の一種)内はカビ処理、殺カビ、防カビと行う。
室内のカビ臭は消臭で対応。
使用機材はアクティボにしました。
消臭剤はアメリカ製のカビ臭に非常に効果的なものを使用。消臭剤と併用でアクティボで脱臭。
カビ処理、殺カビ、防カビはカルモア社製の製品を中心に仕様。
施工後に再度カビ菌数の測定を行ったが十分な効果が出ていたため、作業完了。
カビの臭いは比較的簡単に消せるが、カビが無くなったかどうかはやはり菌を採取し、培養し顕微鏡による観察を行わなければ確認できないと思います。
作業から1年以上経過したが、カビはその後発生しなくなったとのことです。確認してきましたが確かにカビは発生していませんでした。
カビキラーなど次亜塩素系の薬剤では表面的なカビには効果があるが、木材やコーキング、パッキンなどの内部に張り巡らせているカビの根など、深部には効果を期待できない為、殺カビ処理の場合は他の薬剤を使うことが望ましいと思います。
(個人的な経験上の考えです。)