火事の現場の消臭中に「隣の棟でネコを飼育していた部屋がありとても臭いのでどうにかならないか?」と相談を受け、ついでに作業してきました。
火事の消臭とはまた違うジャンルの消臭で使う道具もだいぶ違うので、急遽旭川に戻り道具を積みなおしてからの作業スタートでした。
この時点でアクティボは細貝社長の懸命のリサーチのおかげで運転が可能な状態に戻りました。
せっかくなのでタイガーは借りっぱなしで作業しました。
僕はネコアレルギーでネコが嫌いなので、家の中でネコがどのように動き回っていたかなんて想像もできませんし、知りたくも無いのでオシッコガどこにあるかを探すのに頭を使いました。
こちらの現場でも根室市火災現場の消臭作業でくどくど記入したヒドロキシルラジカル法を使用してみました。
対象施設 | 公営住宅(RC造) |
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広さ | 24坪 |
対象臭気 | ネコのオシッコ臭、ネコの体臭 |
臭気レベル(作業前) | 4 |
臭気レベル(作業後) | 1.5 |
作業時間 | 4日間 |
施工日 | 2017年7月1日から4日間 |
地域 | 北海道根室市 |
提供会社 | 株式会社Beクリーン |
室内は一切解体等する予定がないらしく、全て現状のままでの消臭作業でした。
涙が出る臭さでした。
下に詳しく書きますが、猫のマーキング跡を可視化することで判明しましたが、室内の壁全ての面にマーキングをしていたようでした。
写真は独自配合のネコのオシッコのたんぱく質に反応して、汚染箇所のみ浮かび上がる「オシッコの場所は全部全てまるっとお見通しだ」という洗剤を塗ったところです。塗らないと全く目に見えません。
ネコ臭はオゾンだけでは消せないと思うので、消臭剤を3種類、除菌材を2種類、洗剤を2種類使用しました。
また、ネコのオシッコの場所が分からないためオシッコの場所を可視化するためのブラックライトの使用を行いました。
ブラックライトは光量が少ないため昼間ではあまり使い物になりません、除菌脱臭サービス協会さんで消臭作業用強力ブラックライトを5千円くらいで企画販売してくれたらすぐ買うのにな、、、と思いました。1万円越えるなら別用途用の業務用が買えてしまいますね。。
ブラックライトが使えないので、ネコのオシッコの成分に反応しオシッコの箇所が浮かび上がるような薬剤を調合し塗布、水を吸わない建材部でも鮮明に浮かび上がりますが、乾くと消えてしまいますので濡れている間に場所を覚えなければいけず、失敗作でした。
作業後は複数人の方が点検に来てくださいましたが、ほぼ臭いは感じることが出来ないレベルまで臭気を下げることに成功しました。