北海道の根室市という街の公営住宅で火災が発生。火元の部屋がほぼ全焼、真下の部屋や近い部屋合計5部屋が火災臭で消臭作業が必要な状況になり、消臭脱臭作業を実施。
根室市は納沙布岬がある街で北方領土がすぐ近くに見えます。泳いでも辿り着けそうな気持ちになる近さです。
作業初日からアクティボが謎の動作不良で運転せず、細貝社長に無理を言って動作不良の原因究明をしていただいている間、代替着のタイガーを借用しての作業でした。
ちょっと焦りました。。
今回から以前より試験的に実践していたヒドロキシルラジカルという難しくてよく分からない反応を利用した消臭作業を実施したため、本件の火災臭や同時進行のネコ臭の現場で、今まででは達成が出来なかった臭気測定の数値が得られました。大手メーカーがヒドロキシルラジカルを利用した製品を発売し胡散臭い詐欺っぽいイメージの反応ですが、おそらくですけど消臭作業にはものすごい威力を発揮するのではと思います。試験的にこの現場では通常の作業後で臭気測定を行い、始めは560だったものが250まで減少。これでも優秀だとは思いますが、試験的なヒドロキシルラジカル法で施工後の測定結果は20を指していました。
臭気測定器が壊れていない限りは恐らくこの数字で終了しているはずです。そして科学的に精密に分析しているわけではありませんし、そんな設備は持っていませんから僕が行っている作業が本当にヒドロキシルラジカルを利用した反応なのかも分かりません。
僕も大手メーカーと同じで胡散臭いですが、数値は結果として残りましたので一応書いては見ましたが、、、
対象施設 | 公営住宅(RC造) |
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広さ | 24坪が5部屋 |
対象臭気 | 火事、火災、煤 |
臭気レベル(作業前) | 5 |
臭気レベル(作業後) | 1 |
作業時間 | 14日間 |
施工日 | 2017年6月22日から2017年7月5日まで |
地域 | 北海道根室市 |
提供会社 | 株式会社Beクリーン |
5部屋中火元の部屋はスケルトン状態に解体、真下の部屋は床材、壁材の撤去までで根太などは残った状況でした。その他の3部屋は必要最低限の解体で消臭作業を行いました。
作業前臭気測定。
グラインダーによる煤研削作業、薬剤による煤洗浄、消臭剤散布、オゾンガス薫蒸、臭気シールド工法(弊社独自工法)で対応。
作業前の臭気測定の数値が560をさしていましたが、作業後の数値は20まで低減。